今年度も残すところあと1週間となってしまいました。卒園・進級に向けて、それぞれのクラスでは、今週計画しているささやかなお別れ会に向けて『公然のヒ・ミ・ツ』で、はとさんやひつじさん・ろばさん達へのプレゼント作りに励んでいました。ろばさんが自由時間にポツポツと制作をしていると「何しているの?」「僕も作りたいな。」と声をかけてくるはとさんやひつじさん。「え?うん…これね、ろばさんだけ作ろうと思ってね…。」と気の利いた答えがすぐに見つからず言葉を濁している教師に、「あ、わかった!はとさんへのプレゼントでしょ?」「絶対そうだよね。」「あ、いや、あの…。内緒!」
「わかっちゃった。」とニヤニヤしながらも追及の手をゆるめてくれるお兄さん、お姉さん達。そんなやりとりには頓着せず黙々と手を動かすろばさん達。
卒園式の練習で、年長さんの発表の練習をしようか迷った時、はとさんのほうから「やる!」と声があがり、ひつじさん・ろばさんも静かに聞けるということだったので、見せてもらうことにしました。前に並んで発表の練習を始めようという時、「先生たち泣いちゃうかもよ。」とはとさんから余裕の一言が…。じ~んときそうだったのが笑ってしまいました。毎日、時間をみつけてはコツコツと練習をしているはとさん達。みんなで、素敵な卒園・修了式にしようねとお話しました。
年度末、自由遊びの時間に年齢に関係なく一緒に遊んだり、互いに刺激し合い、助けてあげたりして遊びが発展していく様子を見ると、1年間のそれぞれの成長を感じます。3月の暗唱聖句は『わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。…』ですが、私たち、子ども達を『わたしの枝』として認めて下さり、いつか実りをつけるために必要な力を送り続けてくださるイエスさまに、これからも子ども達がつながり続けてくれるように、またイエスさまが子ども達が離れないよう手を差し伸べ続けて下さるようにと願っています。 (きば たけこ)